お食事について
 
食べ物の重要性とはよく言われますが
何が重要で、何が重要でないか?は本当にわかりにくいものです。また究極の欲ですので、一度味をしめると、やめるにやめれない食べ物もあります。(果物お菓子など)また食品添加物や、体に害をなす保存料の問題もあって今の食事から、それをはずことができにくくなってきています。問題は、それら保存料が体にどう作用するかは、長い年月が経たないとわからないということです。それを最低限でも避けるために少し考えてみませんか・・・・

 @ルール  
 *一物全体 部分よりすべてがよい(めざしよりトロ、牛乳が悪い問題など)
*身土不二  身の回りでとれるものがよい(歩いていける距離で取れるもの。よってバナナがいいとかココアがとか言うのも悪くはないですが、すんでいる場所の気候や土地の問題やそれ以外がその空気や環境にあっているからという理由です。
*常食不飽 飽きのこないものを食べよう。お菓子がすきでもお菓子はあきが来ます。ご飯はあきが来ないし、味噌汁や漬物はあきが来ないのです。あきの来るものは主食になりえないのです。
*旬 冷蔵庫はダメ 種をまき収穫するまでの気候や風土で育つ。その時の、気候や風土、土の栄養を蓄えて育ちます。それは何事にもかえれないものです。インスタント食品には旬がないですね、なぜ日本人が初物を喜ぶかというのもあると思います。
*陰陽 バランスよく食べる 陰は野菜・海草・果物 陽は肉・卵。体に陰陽があるように食べ物にも陰陽があります。その陰陽は真ん中になるようにするのが一番ですそれはバランスの問題です。
水・砂糖・カリウム 遠心性
拡散
暖かいところでとれるもの 早く育つもの 水気の多いもの 地上でまっすぐ育つもの 早く煮えるもの 柔らかいもの 冷たいもの 大きいもの
太陽・火・ナトリウム 求心性・集中 寒いところでとれるもの ゆっくり育つもの 水気の少ないもの 地下で育つもの 時間のかかるもの 固いもの 温かいもの 小さいもの
*薄味  味付けの薄いものは体表身体上部に作用し 濃いものは内部下部に作用します。よって薄くもなく濃くもなくが一番です。また濃いものをとったら薄味にするというのもOKです。濃いものを食べると水が多くなります。水はいろんなものを洗い流す作用がありますから、多くをとりすぎると日本のような湿気が多いところでは不向きな場合が多いのです。汗やおしっこでミネラルが出ますこれは自分の敷地内例えば家の真下に井戸を掘らなかったのと同じです。井戸を作ると家の中に湿気を呼びますし冷えてきます。湿気が多く冷える代表の病気は「リウマチ」です。盆地は湿気が多いですね、よって京都にリウマチが多いのはそのような理由からです。
A食べ方 
 よくかんで食べる。お茶を食べ終わるまで飲まない。ゆっくり食べる。腹六部。食べることに集中をする。(味付けが濃い→のどが渇く→口がさっぱりするのでご飯を食べる→かまない→のどが渇く→口がさっぱりする→元へ戻る)かんで食べると、唾液の中の消化酵素がたくさん出ます。消化酵素がたくさん出ると胃の働きを高めるばかりでなく、あごの動きから脳の発達やボケ防止にもなります。昔に比べてあごがスッキリしている人が多いのは、かむ力がなくなったからです。かむ力が弱いとかみませんので、水を多く飲んでモノを流し込む傾向が強くなります。また時間に終われて生活をしていますので、その傾向は顕著になります。すると胃(脾)の働きが下がりますので、気力を失う病気が増えます。その代表的なものが、脱肛・子宮脱・物忘れ・胃の病気・口内炎・体がだるい・アレルギー性鼻炎・アトピーとなります。日本人は昔からその傾向が強いので漢方薬も人参剤をベースにした漢方薬が多いようです。
 B五味+一味と四気
*甘  エネルギー作用 緩急 和中 補虚(食べ物はほとんどが甘い)(体の不足を補う 胃腸を整え薬物や植物の調和痛みの除去)疲れるとチョコを食べたり、甘いものが欲しくなるのはこの理由からです。
*辛  体を温める作用・散・発熱・発汗(気や血の停滞を除去する)辛いものを食べると汗が吹き出ますよね・・・スーパードライが受けたのも辛味でストレスを飛ばすというのがあるのかもしれないな・・・・と思います。
*苦 炎症をとる作用・堅・清熱(詰まったものを通す)ゴオウで血栓を溶かすとかダイオウで便をだすとか胃腸薬(苦い)で胃に詰まったものを下へ下げるというのを思うとわかりやすいかな・・・・
*鹹 血やミネラルの作用・軟(堅いものをやわらかくする作用)塩もみで痩せる・・・とかきゅうりを塩もみをしますと水が出ますよね〜〜あの作用です。硬いものをやわらかくします。塩気のモノはいけませんといいますが、湿気の多い日本ではある程度はとっておいたほうが、体の切れがよいはずです。もともと塩のうんぬんは外国ですね・・・・あんな乾燥した国と食べ物を一緒にというのも変な話です。ヨーグルトはこの逆ですね・・・・
*酸 腐ったものの味・収渋・止める作用。下痢をしているときに、梅干を使いますと下痢が楽になります。酸っぱいものは、モノを引き締めます。それは口の中にいれてもわかるように、口がぎゅっとしますね・・・・肛門がきゅっとなると下痢が止まるしだいです。女性がすっぱいものをすきなのは肝に関係しています。生理ですね・・・・血にも関係があります。男が嫌うのは血の気が多いから、また小さなときに食べていないと食べれません。それは腐ったものの味だから・・・・
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 好み? イライラして筋肉に力が入らない場合は酸味を好む顔が赤くのぼせやすい。落ち着きのない人は苦味を好むセキがでる、たんが出る、汗をかきやすい、息切れをする人は辛味を好む。腰が弱い 下半身がだるい人は鹹味を好む。食欲が細く胃弱の人は甘みを好む

よって何事もバランスですから偏るとその2つ前の臓器が危険信号を出します。

これらは臓腑に関連するからその傾向が出ます。よって5つの味を平均的に取れるのが好き嫌いがないということです。ちなみに淡味は余分な水分を外へ出します。(スイカ トウガン ブクリョウ ヨクイニンなど)

 四気とは「寒 涼 温 熱」です 
  食べ物によって飲食物が人体に及ぼす作用です。たとえば・・・・・スイカは夏の食べ物です。四気は寒に属し夏の暑いときに食べるものです。よってスイカでおしっこが出るのは体の熱を取ってしまうからです。よって正しいスイカの食べ方は暑いところで食べる。間違ってもクーラーの効いたところで食べてはいけないということなんです。糖尿病であれば・・・食欲があって冷たいものを好む人は胃に熱があるので寒性の食品がよい。体に熱がこもっているから熱を下げるという意味です。夜間他尿であれば・・・手足が冷えて夜間多尿であれば体を温める陽気の不足ですから体を温めるものがいいということです。
味付けの問題 
薄味にする。薄味にしますと水分を取らなくなります。塩気を強く感じるようになります。酢の物やレモンを上手に使う酢のものを使うと辛いものの調和を取ります。糖分を減らす。塩分を少なくする下の表のとおり甘みが多すぎるのです。また甘みは冷たくしますと薄れます。よってアイスなんかは信じられないぐらいの砂糖が入っています。しょうゆを酢醤油にかえる塩分過多の過多であれば塩分を減らせることが可能です。固いものを増やすよくかむために・・・・材料を大きくきる、これもかませるためにです。絶対に「いただきます」をいうこと・・・・いただきますは、食べ物への感謝の気持ちです。感謝の気持ちがなければ、病気はおろか人間がダメになります。もともとの語源は山の頂きです。高いところからモノをもらうという意味とえらい坊さんよりモノを授かるときの言葉が重なってできています。人の命は食べ物の命から来ているものです。それをコンビニに命を預けているようなものですし、インスタントに命を懸けているようなものです。よくないですよね・・・・。
 
 缶ジュースの糖分
 コーラ 350ml 角砂糖10個分
ポカリスエット 250ml 角砂糖5個分
サイダー 350mll 角砂糖10個分
 UCCコーヒー 250ml 角砂糖8個分
*食品の陰と陽
 極陽  陰性 常用   陽性  極陽
 化学調味料  キャベツ 玄米・米   塩・みそ  ブタ
 合成薬品  カリフラワー  もち・うどん  醤油・梅干し  牛
 白砂糖  イモ類  パン・小豆  たくあん  鶏
 ジュース  コンニャク  かぼちゃ  ニンジン  ブロイラー
 お菓子  ナス  レンコン  ごぼう  くじら
 アイスクリーム  生シイタケ  大根。玉ねぎ  川魚  マグロ
 コーラ  ホウレンソウ  かぶ  ウナギ・シジミ  サバ
 パイナップル  香辛料  ふき・白菜  アサリ  ブリ
 イチヂク  はちみつ  小松菜・レンコン  カキ  
 メロン  日本酒 リンゴ  卵  
 ウイスキー  ビール  ワカメ・ひじき    
   乳製品  乾物・よもぎ    
     番茶 何事もホドホドですね・・・  
F食事とは? 生命を維持するために必要なものですから、それを抑えることはできない。もって生まれた欲だからです。あまりに多食(極度に偏った食事)している人には、それを少なくし、補うものを取る。その機能を上げるために運動、呼吸をとりいれ時間をかけて直すことを言うと安心をしてくれます。食べることは重要ですが、犬やネコのように食べなくて治す動物を見ていると食べるときのエネルギーというのがわかります。そのエネルギーを温存させるために食べない。消化のいいものにする。冷え性の人が唯一冷えていない時間は食べているときです。食べるということはそれだけエネルギーを使うということなのです。
Gお酒 お酒の良し悪しは別として、気のめぐりを早くしすぎるので多飲は禁物です。「酒は百薬の長」といいますが、それは宣伝コピーで密造を減らすために法律を厳しくしたところ、酒の販売量が落ちた・・・・それを困った政府が作ったのが「酒は百薬の長」だそうです。お酒の効果は血液循環を良くする 薬物の効果を上げる力があります。もともとお酒は植物の種に近いものからできています。それを発酵しますと通常の種より力が上がります。種には上に伸びる力があり成長をつかさどりますので、気のめぐりが早くなります。だから酔っ払うのです・・・・。

H余談  たとえば・・・面白いのは・・・食べ物も効く場所があるということです。
柿は肺系 心系 大腸系に入ります肺を潤いながら熱を取るので咳止めに心の熱をとると口渇をとめ口内炎や舌炎を治す。バナナで便通がよくなる理由は大腸の熱をとるから便通がよくなる。また大腸の熱をとるので、ぢにもいい・・・・。キウイは腎と胃を補う熱をとるので腎結石、尿路結石や膀胱炎の熱を取ります。

この3品は寒熱で考えるといずれも寒と甘です。寒は体を冷やし甘は不足を補い痛みを除去します。
不思議ですよね〜〜食べ物・・・ 


でも現実的に、これをしようと思ってもできないのが本当です。それは便利になった生活に、慣れすぎてしまったが故のことからでしょう。夜の遅い時間でも、コンビニも開いていますし、人によってはご飯をお菓子で済ましてしまう人も・・・・それは短い期間であれば、症状として出ることもないですけど、長い期間では人の体を少しずつわからないように、蝕んでいく可能性もあるということなんです。体に良いものを食べる。生きるために食べるというのが本来ですが、それができないというのも現代社会における悲しみかもしれませんね・・・・

イロイロ上記には書いていますが、やはり一番いいのは「和食をよく噛んで食べる。」
これが一番いいと思います。日本人は欧米人に比べ腸が長いのは有名です。これは農耕を主体に生きてきた日本人と、狩猟民族の欧米人との違いですし、同じアジア民族でも、大陸系のかたがたとも違うわけです。日本人は日本人らしくが一番いいと思います。

是非・・・和食をよく噛んで食べる。チャレンジしてみてくださいね・・・

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