検査項目 |
基準値(参考値) |
この検査でわかること |
GOT(AST)
GPT(ALT) |
10〜40単位
5〜40単位 |
肝細胞の破壊によって数値が増加する酵素。正常値より高くなるほど損傷の程度がひどくなります。 |
γ−GTP |
0〜50単位 |
肝臓や胆道系に異常があって胆汁の流れが悪くなると、数値が上昇します。 |
ALP |
50〜260単位 |
肝臓や胆道系に異常があって胆汁の流れが悪くなると、数値が上昇します。 |
LDH |
200〜450単位 |
肝細胞が障害されたり破壊されると、血液中に流出して値が上昇します。 |
ChE |
170〜440単位 |
肝細胞の働きが低下すると、血液中の数値は低くなります。ただし、脂肪肝のときは上昇します。 |
血清総たんぱく |
6.5〜8.5g/dl |
肝硬変などで肝臓の働きが低下すると、血液中の値も著しく低下します。 |
A/G比 |
1.1〜2.0 |
肝機能が低下すると、血液中のアルブミンは減少し、グロブリンは増加するために低値を示します。 |
ZTT・TTT |
ZTT=3〜12単位TTT=0〜4単位 |
血漿たんぱくの異常を調べます。肝機能が低下していると高値を示します。 |
血清総コレステロール |
120〜220r/dl |
肝機能が低下すると、血液中のコレステロールの量が減少し、値が低くなります。 |
PTプロトロンビン時間 |
10〜12秒(70%以上) |
血液が凝固するまでの時間(秒)をみます。肝障害があると血液が固まりにくくなるため、時間が延長します。 |
血清ビリルビン |
0.2〜1.0r/dl |
肝細胞や胆道に障害が生じると、血液中にビリルビンが増加して高値を示す |
ICG |
10%以下(15分停滞率) |
肝硬変などで障害が進むと、肝臓への血流が低下して値が高くなります。 |
血中アンモニア |
30〜80μg/dl |
肝機能が低下すると、解毒されないアンモニアが血液中に増加するため値が上昇します |